蚊取りペットボトルを検証する

2014年に話題になった蚊取りペットボトルトラップである。作ったという人は数多くいたものの実際に蚊が取れたという例は1つもなかった。日本だけではなく世界的にも成功例はほとんどない(唯一中国で成功例が1つある)。元はフィリピンで数百個配ってデング熱患者の減少に効果が見られたという話だが、これがどうもうさんくさい。ネットの情報を見る限りとても信頼できるソースではない。何より殆どの人が「効果なし」という結果に終わっている。こういうのは自分できちんと検証して見るに限る。というわけでようやく蚊の季節になったので実験してみた。

 用意したもの

CO2発生装置 = 500mlペットボトルと水、砂糖100g、イースト1cc

 (濃度が若干違うがこれはアクアリウムで使われるレシピ。これで約1ヶ月CO2が発生する)

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蚊取りトラップ = 500mlペットボトルを上下に切って上部を逆さまにして下部に差し込んだもの。底部にCO2供給用の継ぎ手。

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ボウフラ = 12匹前後 、撮影の後に追加したので20匹前後

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100均のパンケース = 蚊の飼育ケースとして

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実験方法

密閉された飼育ケースの中にボウフラを入れ蚊になるのを待つ。そして一緒に入れた蚊取りトラップで蚊を捕獲できるかどうかを検証する。CO2発生装置はケース外に置きCO2はチューブで蚊取りトラップに導入する。蚊は成虫を生きたまま大量に捕獲するのが難しいのでボウフラを掬ってきて羽化するのを待つことにした。

 

実験結果

 

 

1日目(5/24)

セット初日。まだ全部ボウフラ。

 

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7日目 (6/1)

 外3匹、捕獲0匹、死亡3匹。(写真中央上に一匹見える)。何匹か成虫になったが予想通り捕獲器には入っていない。やはり蚊取りペットボトルで蚊を捕獲できるというのは嘘だと思われる。実験は継続。

 

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13日目 (6/7)

  外4匹、捕獲0匹、死亡5匹。やはり一匹も入らない。20匹前後入れたボウフラは全部死んだか羽化(9匹)したようだ。時期的に大きかったボウフラだけ羽化して小さかった奴は成長せずに死んだようだ。撮影のためきれいな雨水を用意したのがよくなかったのかもしれない。羽化した蚊は思ったより少なかったがどのみち一匹も捕獲出来ていないのでこれ以上の実験は無意味だろう。

 

 

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16日目 (6/10)

全部死んだようだ。成虫、幼虫ともに動くものなし。結局一匹も捕獲できずに羽化した蚊はすべて死んだ。

写真は省略

 

結論

この方式の蚊取りペットボトルで蚊は捕れません。

 

 

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